「あー!また壊してぇ。バラバラにしたらいかんて。戻せんくなるやろ」
そう親に言われることが多かった、僕の中学生時代。
下駄箱の中にある古びたプラスチックの工具箱から真っ赤なドライバーを拝借して、寝室に置いてあったラジオコンポのネジ穴へ。
14歳ごろが分解のピークで、ポータブルMDプレーヤーからパカパカの携帯電話までいろんな物を壊して分解してきました。
「この中はどうなってる?」
「これをこうしたらどうなるんやろ?」
とにかく身の回りの不思議に対してあれこれ考えるのが好きで、試してみることが日常でした。
そんな子供が30歳すぎまで成長したのが今の僕です。
クリエイティブ大好き人間
「クリエイティブって?抽象的すぎてよくわからないです」
...と思われるかもしれませんが、ジャンルを絞れないほど『作り出す』のが好きなんです。
例えばこう。
- 写真を撮って、画像を作り出す
- コーディングして、プログラムを作り出す
- 配線をつなげて、電子工作を作り出す
- ペンを片手に、イラストを作り出す
- 板を切って、棚を作り出す
- 布を縫って、ぬいぐるみを作り出す
- ルールを作って、効率的な環境を作り出す
- 食材を加工して、美味しいものを作り出す
あーこんなものがあったら便利だよなぁと、自分が思いついたアイデアをとにかく形にしていっています。
『脱東京』した今の環境
数年前の僕は毎朝8時30分に家を出て、真夏だろうと知らないおじさんと密着する中央線の満員電車に揺られて、港区の高層ビルへと通っていました。あんなに辛い通勤環境だったけど、それはそれで慣れてしまうものなんですよね。スマホを持てないくらい混雑した車内だったから、イヤホンでラジオを聴いて45分を耐え抜いていました(笑)
そうそう、僕はITエンジニアをしています。 ITエンジニアってなんかしっくりこないけど、一般的には多分そう呼ぶんだと思います。スマホのアプリの開発とかマネジメントなどをやっています。
実家が岐阜で、大学入学で上京、社会人になって5年目で結婚。それから3年後に例のアレの影響で会社がリモートワークになりました。
2年間は東京の自宅で仕事をしていたけど、14年過ごした東京を離れて、2022年の頭に妻とともに岐阜へとUターン移住してきました。
在宅勤務なので、平日は朝から晩まで自宅にいます。たまにランチのために車で10分くらいドライブしたり、スーパーまで買い出しに出かけることはあるけれど、ほぼ自宅にこもっています。
親戚からは、「よく1日中家に居られるね~。考えられんわぁ」って言わるけど、僕にとってはまさに理想のスタイル。
自分の家の環境を整えすぎていて、都内で通っていたオフィスよりも、スタバよりも、どんな高級ホテルよりも快適なんですから。
ものづくりが趣味という事もあって、自宅の作業の環境もDIYで作りました。
僕の別のブログで紹介した記事があるので貼っておきますね。
岐阜への引っ越しをきっかけに、作業がしやすいキッチン棚も作り上げました。
キッチン棚についてはこの「ものものクッキング」ブログでも詳しく紹介したいと思っています。
定期的に訪れる料理マイブーム
実は僕にとって、このブログを作ったタイミング2022年夏が第三次料理ブームです。
第一次料理ブームは社会人になってすぐのころ。
当時の僕は東京の両国(吉野家の隣の席に普通にお相撲さんが座ってくる...という体験ができる、国技館がある街)に住んでいました。社会人1年目のころです。
1DKの狭いキッチンは、立つことができるスペースは1畳にも満たない。これが一人暮らしのキッチンですよね(笑)もちろん使っていた冷蔵庫も小さい。
それにガスコンロじゃなくて、電熱線のコンロが1口あるだけでした。
そんあ使いづらいキッチンだったので、自炊というのはなかなかのハードルがありました。
(上の写真は両国から引っ越す日の様子です)
一人暮らしだと買ってきた食材を使い切るのが難しいんですよね。料理を大量に作るか、冷蔵庫の奥でカピカピになって発掘されるかという状態でした。
それでも料理をしてみようと本を買ってみたりしたけど、やる気はだんだんと薄れていって結局はラーメン屋とか牛丼屋で外食三昧になっちゃうのでした。
第二次料理ブームは、社会人4年目で彼女(今の妻)と同棲を始めたころ。
一人暮らし時代の(短期間の)料理ブームでの経験を生かして、なんとなく料理ができる状態にはなっていたものの、失敗することもしばしば。
「うまく仕上がらなかった。ごめん」
と言うと、
「えー?別にまずくないよ」
と彼女の慰めの言葉があったんだけど、手間と時間をかけて作ったのに、自分で納得できない状態で終わるのがモヤるのです。
そんな時に読んだのがロジカル調理本です。
『料理は科学。味つけも、加熱工程も、食材に化学変化が起きている。だから、レシピはこういう順になっている。』
「そうか、料理は感覚じゃないんだ...。」と料理への根本的な意識が変わるきっかけになりました。
それ以来、材料の重さを量ることが多くなったし、大さじや小さじもスプーンで性格に計測するようになりました。
このあたりの話も、僕の別のブログである『ものものブログ』に載せています。
そして、第三次料理ブーム。今来ています。
クックパッドを見ながら作ればある程度の料理を仕上げることができるようになったものの、手際が悪い。単純な夕食を作るのにも1時間を超えることが普通にある。
ニラ玉と味噌汁と白米だけーというように、僕が作る日の夕食は品数が異常に少ないことが多々あります。
肉&卵&たまに魚!って感じで栄養も偏りがち。本当はもっと野菜を摂取しなきゃいけないんだけどなーとは思っているんですが、どうも面倒で手が回っていません。
ちなみに妻は素晴らしい夕食を作ってくれます。京都のおばんざいみたいな品数豊富なリッチな夕食です。
メイン、野菜サブ1、野菜サブ2、豆腐アレンジ、白米、味噌汁..みたいな、食べていて幸せを感じる料理なんです。決して高い食材を使っているわけではないのに、ばぁーっと小鉢が机に並ぶのを見ると、嬉しくてニヤニヤしちゃいます。
ということで、簡単に僕の自己紹介と料理ブームについてのお話でした。
第三次料理ブームを絶やしてはいけないという思いで、ブログを書きながら取り組んで『健康的で、効率よく、持続性のある料理』を目指していきます。